デザイナーと営業が仲良くするために心がける事
2023年10月19日
本日はデザイナーと営業が仲良くするために心がける事をご紹介させていただきます。
ホームページ制作会社・チラシやポスターなどを作るデザイン会社など広告業を営んでいる会社では一般的に営業とデザイナーの分業制で仕事をしている会社が多いと思います。
今日のお話は内部的な話で、広告業に関連したお仕事をされたことがない方にはどういう事??と意味が分からないかと思いますが、実はほとんどの会社(今まで私が携わった4社+知り合いの会社複数)はなんと営業のスタッフとデザイナーが少なからず仲が悪いです。
※当然仲の良い会社様もあります。
社内のデザイン部門に依頼したくないからと言って外注の弊社に依頼される会社もあるぐらいこじれている会社もあります。人数が多くなればなるほどよりその傾向が強いと思います。更に言うと、紙媒体チラシやポスターなどのデザイン業務の方がホームぺージ制作のデザインよりもっと仲が悪くなるイメージです。修正が細かくて多いからですかね・・・
そこで、広告代理業を10年近くやってきて営業・デザイナー両方の経験があるまだまだ業界の若輩者な私ですが自分なりに楽しく仕事をするために営業・デザイナーがお互いに心がけること、相手に思っていても言ってはダメな事と、逆に言った方がいい・やった方がいい事を独自の見解でご紹介していきたいと思います。
- うちの会社も仲が悪い
- 楽しく仕事がしたい
- 記事は若干いい加減でもいい
- 少しでも為になれば
仲が悪くなる原因は?

まずは仲が悪くなる原因ですがこれは「卵が先か鶏が先か」で営業が悪いのかデザイナーが悪いのかはわかりませんが、どちらかが悪い空気をだし(余計な一言を言う)、それに返す刀でもう一方も反発するという流れが多いかと思います。日々たくさんの業務がある場合によく起こります。
基本的には余計な一言で始まっていると思います。
例を挙げてみます。立場が同等ぐらいの場合では
営業からは
「まだそのデザインあがってないんですか?」
「いつも同じようなデザインで代り映えがないですね」
デザイナーからは
「また修正??」
「ちゃんと打合せしてんの??」
お互いに「わかりました」や「すいません」と言って流すのもいいですが、そうするといつか爆発してしまうでしょう。
その他にはどちらかの立場が上の場合には
営業からは
「いいから早くやれよ!それがお前の仕事だろ」
デザイナーからは
「ちゃんと意図を聞き出してきて、こんな指示じゃなできないよ」
などが原因だと思います。
わかる・・・
お互いの気持ちは十分にわかります。
しかしチームであり仲間であるのに嫌な気持ちで仕事をするのはとてももったいないです。家族と同じ程度の時間もしくは家族より一緒にいる時間が長いかもしれない仕事仲間だからこそお互いに思いやりが必要になってきます。
次はもっと深堀したお互いに行ってはダメなことをご紹介します。
各々にたくさんあるのですが、代表的なものを3個づつご紹介いたします。
また、これは言った方がいい・やった方がいいことも3個づつご紹介いたします。
デザイナーに言ってはダメなこと営業編3選
コピペでいいからささっと速くあげて
はい。ダメですね。デザイナーは細部にわたって色々考えてデザインをしています。簡単にコピペでパパっと的なことをいうとデザイナーは傷ついてしまいます。
クライアントにせかされているのかもしれませんが、急いでほしいときは、
「大変だと思うけど締め切りみたいだから可能な限りよろしくね」
と気遣う気持ちが大切です。
もっとかっこいいデザインをあげて
普通にダメですね。明らかに手を抜いている場合などは別にして普通に亀裂が入る言葉です。
もし、打合せと違うデザインが上がってきた場合などは抽象的にかっこよくしてだけでなく、明確に指示をし、近しいデザインの見本などを提示して命令というよりかは希望・アドバイスなどという形で話すのがいいかと思います。
こっちが仕事取ってこないと何もできないよ
はい。下手したら殴り合いになります。
言いたいこともわかりますが、お互いに支え合っての仕事です。営業がいないと仕事にならないことは確かですが、逆にデザイナーもいないと仕事になりません。お互い様なのでどっちが偉い的な言動は控えましょう。
営業に言ってはダメなことデザイナー編3選
指示するだけで楽でいいよね
はい。営業は傷つきます。
営業は仕事一つもらうために、頭を下げたり時にはクライアントに怒られたりもします。
早くデザイン上げてとクライアントに急かされて、デザイナーに急ぎでお願いというとスケジューリングちゃんとしてくれと怒られ板挟みになるのが営業です。
暑い中外回りなどをしていますので決して楽な仕事ではないことを理解しないといけないですね。
もっと細かく打合せしてきて
はい。ちゃんとしてます。
たしかにお客様のいいなりに修正をもらってくることもあるでしょう。しかし大半はしっかりと打合せをしてデザインの方向性などを話し合っています。
どんなに細かく打合せしたとしてもお客様の気分で変更になることは多々あります。デザイナーは意味のない修正を何回も何回もしたくないと思います。ですが営業も当然何回も修正をしたくないのを理解しないといけないですね。
私が直接話しましょうか?
はい。下手したら殴り合いになります。
傍から見たら全然打合せもできていないように見えるし、理不尽な修正や依頼ばかりでちゃんと話できているのか疑いたくなる気持ちもわかります。
しかし一生懸命その理不尽をいってくるお客様の受け皿になってくれているのは営業です。
なにか改善点があるような場合などは、
2パターンだそうか?や背景色をパターンで出すから先に決めてもらう?
など営業に対するアドバイスや提案から入るのはいかがでしょうか?
逆にデザイナーに言った方がいい伝えた方がいい事営業編3選
クライアントからの感謝を共有する
デザイナーはお客様と直接お話する機会は少ないので、感謝される機会がほとんどありません。
クライアントに
「デザインよかったね。」
「お問い合わせたくさんあったよ」
「今度も頼むね」
などの感謝を伝えられたらキチンとデザイナーにも共有するといいかと思います。褒められて嫌な気持ちになる人はいないと思うので、お客様からいただいた感謝とご自身の感謝(いいデザインを上げてくれたから今後の仕事に繫がった)を素直に伝えることが円滑に業務を進めるのに重要かと思います。
チョコレートひとつでもだいぶ違う
言葉ではありませんが、理不尽な修正・度重なる修正がきたときはチョコレートひとつわたして
「何回もごめんね」
の一言でだいぶデザイナーも救われます。
その理不尽な修正・度重なる修正は営業のせいではありませんがデザイナーから見ると共犯に感じられていることがありますので、チョコレートなどに思いやりの一言をつけくわえるだけでデザイナーも頑張れると思います。
エンドユーザーの反響を伝える
ホームーページが制作物なら、アクセス数などを伝えてこんなにたくさんの人が見ていくれているなどの情報を伝えましょう。
紙媒体は印刷されたチラシを見せたり、イベントの内装デザインなら写真をとって、作ったデザインがこんな形で使われているというのをデザイナーに見せてあげると喜ぶと思います。
デザイナーは基本パソコンと向きあってばかりなので、外の情報を共有してあげることでちゃんとたくさんの人に喜ばれていることが実感できると思います。
逆に営業に言った方がいい伝えた方がいい事デザイナー編3選
仕事を取ってきてくれることに感謝を伝える
お仕事がきたら素直に感謝?ほめる?気持ち伝えるのがいいかと思います。
感謝は少し言葉が違うかもしれませんが、
「新規の仕事取ってきてすごいね」
「よくこんな大手の仕事とれたね」
「継続して仕事もらってきてすごいね」
などしっかりと気持ちを伝えましょう。
一つの仕事を取ってくることは本当に大変なことなので伝えることが大事です。仕事を取ってくるのはすべて営業の力というわけではありませんが、暑い中の外回り雨の中の打合せなど苦労も絶えませんので少しでも理解が必要かなと思います。
アドバイスをする
どんなデザインをだしてもクライアントに納得をしてもらえない時があります。
営業もどうしていいかわからないし、デザイナーにも迷惑をかけていると沈んでしまうことがあります。そんなときは
「きにしなくていいよ」
「パターンを出して選んでもらう?」
「あえて違うデザインでだしてみようか?」
など一言かけてもらえるだけで営業は救われると思います。
缶コーヒーひとつでもだいぶ違う
先ほどのチョコレートと同じですが、営業の人が少し疲れていたら缶コーヒーでもわたして
「大丈夫?」
「いつも忙しいのにがんばってるね」
などの一言でだいぶ違うと思います。自由な時間がある営業ですが、逆に夜中でもクライアントから電話があったり、休日も関係なく連絡がくるので疲れてしまうことがあります。
そんな時に、仲間であり味方のデザイナーからの優しい一言は営業にとってかなりの活力になると思います。
まとめ

いかがでしたでしょうか?
いろいろ稚拙な文章で書かせていただきましたが、ひとことでいうと
「相手へのおもいやり」
があれば円滑に行くってことがいいたかったです。仕事だから仲良くしなくていいという考え方もあるかもしれませんが、楽しくやることに越したことはありませんよね。
営業とデザイナーというだけでなく、相手の立場にたった言動さえできればどんなこともうまくいくのかなと思います。
ちなみに弊社の仲はめちゃくちゃいいです。
むしろそこしか良いところがないぐらい良い環境で仕事をさせてもらっています。やはり社内の空気が悪いとデザインにも影響がでて結果会社の売上の低下ににもつながると思いますので、当記事が少しでも仲良く楽しく仕事ができるお手伝いになれば幸いです。
ここがチェケラ
やっぱり思いやりが大事!
それではまた。